定義


このコンテンツを展開していくに当たっての前提条件となる概念をあげたいと思います
この概念はこのサイトのこのコンテンツ限定の概念ですのでご注意下さい

(1)効益

ここでこれからの基本となる「効益」という概念を定義していきたいと思います

これから使う「効益」というのはカードが持っている「力」の事を示すこととします
例を上げれば、ドラゴンボールでいうところの「戦闘力」
ガンダム野郎で言えば「SDスピリット指数」というところでしょうか?

分からない人には余計混乱するような例えで申し訳ありませんが
一般的に「強い」「弱い」といのを効益と表すことにします

後で詳しく説明しますがこの「効益」は特に数字化されるものではありません
先ほどの例でいけば戦闘力を測るためにはスカウターがあれば測定できますが
我々はカードの強さを絶対的に測定する物差しを持っていないため絶対化することができません
ここのところを一応、認識しておいてもらえると助かります

(2)期待効益

さて、カードは一定の強さ、「効益」を持っているわけですが
いつでもその「効益」を持っているわけではありません
例えば合計国力5のカードは国力が5になるまでは基本的には手札にあるため
「効益」は非常に少ないものとなります
また、GWには各フェイズや各ステップがありますし、前述したように国力もあります
他にも敵、自軍の状態やそれぞれのカードが影響しあっています
それらの状況を全て確率化しその時点の「効益」とかけた期待値を「期待効益」とします
説明が長くなりましたがあらゆる状況における「効益」の期待値のことです

説明したように上記のようにあらゆる状況を想定し確率化するのは無理です
また、最初の定義で述べたように「効益」には具体的な数字がないため
そもそも期待値を求めることは不可能です

…不可能なんですが我々は経験上それが大体どの程度かを知っています
この曖昧さを含んだ強さが「効益」なんです

(3)個々の効益

「効益」は曖昧さを含んだ評価です
その曖昧さは個人のカードに対する評価が異なるために起こります

作戦の看破とハマーンの嘲笑、鉄仮面…これら三つのうちどれが一番強いかを
カード単体で判断するのは大変難しいことです、絶対意見が割れると思います

つまり、人によってカードの評価「効益」が違うという事を示しています

さて、CH41のジュドーとCH127のアムロではどちらが強いでしょう?
これも意見がそれなりに割れるかもしれませんが
例えば、青ウィニーを作る状況で聞いたときにアムロと答える人はいないでしょう
それは青ウィニーでの期待効益がジュドーの方が明らかに高いからです
以下のように説明することができます

ジュドーの効益をUj アムロの効益をUaと置きます
ジュドーとアムロの強さが同じように評価されている場合は Uj≒Uaと表され
青ウィニーにおける確率をPbとした場合 Pb×Uj>Pb×Uaと表現します

これが(2)で述べた期待効益の概念です
単体で見たときには「効益」はほぼ同じでも自分のデッキに対する思想や
その他のカードの影響により「期待効益」ではジュドーがアムロを上回る事になります

(4)一般的評価の効益

先ほどまでは効益は個人によって変わるとしてきましたが
GWプレイヤーの中ではある程度まではカードの順序付けができています
数あるキュべレイの中でも1弾のを推す人はあまりいないと思います
そういうった共通の確からしいカードやデッキの順序も存在しています
これは後の話で説明していきたいと思います


練習問題

(4)でキュべレイの例をあげましたが
1弾のキュべレイは武器供与を使うときは一番使えるカードになり得ますか?
武器供与デッキ下での確率をPs、1弾のキュべレイをQ1とした時に他の
キュべレイの効益が5であると仮定した場合にどうなるか式と言葉を用いて考えてみてください

答え↓(ドラッグして反転させて下さい)

Ps・Q1>Ps・5 の時は一番使えるカードとなり

Ps・Q1≦Ps・5 の時は一番使えるカードにはならない