第1話A

中村:さ〜て、岡本はと…

岡本:おい、上坂!

上坂:…何だ?

岡本:手前!何で昨日あの時ポーチ出なかったんだ!?

上坂:そういうお前もミスっただろ?

岡本:しかも、勝手に帰るな!部長キレてたぞ

上坂:で?

岡本:何でお前はいつもそうなんだ!そんなヤツ、修正してやる〜!

バキッ!ドカ!

上坂:殴ったな!親父にもぶたれた事無いのに!

岡本:知るか!じゃあな!

中村:今は話しかけない方が良いよな?

金子:…そうだな

昼休み

中村:…何で、今日は吹雪なんだ?

金子:吹雪なんて始めて見た

中村:あぁ…異常気象だな

金子:ん?誰か外にいるぞ

中村:こんな吹雪で雪合戦か?

金子:…いや、板で殴り合ってる

中村:あれは!岡本と上坂君!…止めに行くか

金子: お前、目良いな…

ビュオオォォ〜

上坂:初日の出の時のGWだって、俺が勝っていたのにお前が イチャモンつけたからぁ!

岡本:昔の事まで捏造する気かっ!

上坂:学食で昼飯、2回おごったぞ!

岡本:俺は130回おごらされたー!

上坂:勝手に増やしてんじゃ…ねぇー!

中村:やっぱり 伝説の板で殴り合ってる

金子:あれって男女だろ?

中村:とにかく止めるか…おぃやめろ! 雪が赤くなってるぞ

そして次の日

金子:おぃ、中村どうする?

中村:GWプレイヤーは 札と札で分かり合えるハズだ!

金子:幸い、昨日の 雪の影響で今日は部活できないだろうし

中村: 筋トレとか無いのか?

金子:やってるとこ見たこと無いぞ?

放課後

上坂:おい、田中ところで今日は誰が来るんだ?

田中:分からんが…中村は来るだろう…ウッ!?腹が…

上坂:平気か?

田中:悪い…トイレ行くから先に教室行っててくれ

上坂:了解

そして…20分後

岡本:上坂?

田中:何処行ってたんだ?

上坂:教室まで後、3メートルの所で誰かに体当りをくらって気付いたら保健室に居た

中村:(板の伝説、恐るべし)

岡本:それで、どういう事だ?中村

金子:… GWで勝負して負けたほうが謝れ

上坂:やってやるぜ…逃げるなよ?岡本

岡本:受けてやるよ

次回「夜中の終電」
予告:二人とも黒茶系と実は仲が良い?