第４話「自分らしく明日へ」

中村：ついに決勝か

黒木：お互い全勝同士…どっちが優勝しても恨みっこなしだぞ？

中村：あぁ

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緒方：とうとう、ここまで来ましたね

黒木：うん

田口：今まで強者、強者って言われてもグランドトーナメントの優勝はなかったからね

黒木：そうだね

佐藤：さて、残すは最後の一戦のみとなったな

黒木：佐藤さん…来てたんですか？

佐藤：あぁ、君達がした修行の成果を見たくてね

緒方：私は中村君には勝てませんでしたけど

佐藤：程度と言うものがあるからな…やはりＢＡＳＥに勝つのは難しいし、それに

黒木：…ノリはそんな能力抜きでも強いですよ…構築、プレイング全てにおいて

佐藤：そういう事だ

田口：勝者がいれば敗者がいるって事ですね

佐藤：そういう事だな

＊＊＊

黒木：お願いします

中村：お願いします

黒木：黒Ｇ配備、戦斗バイク甲タイプを配備

中村：緑Ｇ配備、ドップ配備…エンド

黒木：黒Ｇ配備、バイク乗り魂！を配備、攻撃

中村：緑Ｇ配備、ドップ（ガルマ・ザビ機）を配備、ザク（フェンリル隊仕様）を配備…攻撃

黒木：アインラッドを配備…エンド

中村：プロトタイプ高機動型ザク２（エリオット・レム機）、ガトルを配備…攻撃、エンド

黒木：御しえぬ野心を配備…エンド

中村：…

黒木：（緑速攻相手に御しえぬ野心だと若干、リスクが高いが…回さなければ勝ち目はない）

＊＊＊

金子：本国だけ見れば中村が有利だけど

田中：配備エリアを見ると黒木君が断然に有利だね

福浦：ただ、残り本国が６というのは絶望的だな、武力による統制があるし

渡辺：だけど、中村君は手札が０だからね

藤田：黒木は場だけに集中できるな

黒木：武力による統制の効果で資源２を支払います

中村：はい

黒木：ピピニーデンを乙タイプにセットします

中村：はい

田中：ピピニーデンとドゥカー・イクの効果を合わせれば勝てるけど…

金子：そうすると資源で丁度、本国が０になると

福浦：何か手札で逆転ができるってことかな？

渡辺：あるとすれば…何かコマンド？

田中：２枚目の武力による統制かも

金子：でも、資源がもう使えないからプレイは厳しいかも

中村：（黒木がさっき引いた二枚のカード…一枚はピピニーデン、もう一枚は…？）

黒木：バイク乗りの楽園をプレイ

中村：なっ！

黒木：出撃、テキストを使用

中村：…俺の負けか…