そして僕らは昼は学校、夜はGWという生活を1ヶ月ほど送った…

佐藤:うむ…これで君らも1人前と呼べるようになっただろう…

岩村:おっさん…結局何を教えたかったのか分からなかったぞ…

佐藤:では…さらばだ…

川上:…あの、結局貴方は…一体…?

佐藤:今は詳しく言えんが…いずれ分かるだろう…

岩村:…やばくて言えないの?

佐藤:…大人には都合が色々あるんだよ…仕事によって名前変えたりな

岩村:?

佐藤:では…さらばだ…いつの日か…会おう

川上:結局、何がしたかったんだ?あのおっさん

岩村:別に良いじゃん…上手いカレー、たくさん食えたし…昨日のシーフードカレー上手かったな〜

川上:一言良い?

岩村:ん?

川上:何で毎日カレーなんだよ!

***

佐藤:…そういえば、君は星が好きだったな

相原:…えぇ

佐藤:ところで…優勝賞品は何が良いと思う?

相原:…ドイツへの旅行券…

佐藤:そうか…しかし、彼らが優勝するとは限らないが?

相原:きっと大丈夫…

佐藤:そうだな…君が言うのならそうなんだろう…じゃあ、本部にはそういう風に言っておこう

相原:お願い…

佐藤:じゃあ、夕飯にしようか?

相原:今日は、ホワイトカレー…

佐藤:あの甘い奴か…俺はあまり好きじゃないんだが…

相原:でも、カレーはカレー

佐藤:たまには外に食いに行くか…coco壱でいいか?

相原:…はい

佐藤:…物事は自分で考えろよ…たまには突っ込んでも良いんだぞ?

相原:はい…

佐藤:でも、別に自分の無知を曝け出す必要もないからな

相原:?

佐藤:色々あるんだよ…難しいな…

相原:何とかなると思う…きっと

佐藤:そうだな…若者よ…君らの未来に光あれ!

僕らのサクセス道(ロード)完