第5話A
黒木:じゃあ、俺帰るね
緒方:帰るは良いいですが、どのように帰るのですか?
金本:新幹線あたりじゃないと途中で電車なくなるぞ、きっと。
黒木:あぁ、車で
山本:車って、誰の?
黒木:いや、誰かの
前田:誰か!?
黒木:だから、
ヒッチハイク。
金本:つかまるのか?
黒木:大丈夫!最後の休みの日なら必ず車は見つかる!遅刻して体力減るけど…
金本:?意味が何か分からないが…
緒方:見ず知らずの方に乗せてもらうのは危険じゃありませんか?
黒木:きっと、大丈夫!?野宿しても体力回復するから
金本:だから、意味が分からないって!
山本:まぁ、とりあえず元気で
緒方:次に会うのはWCGWと…
GT(団体戦)ですかね?
前田:GTと言っても初の団体戦だろ?難しいんじゃ…?
緒方:初なのは周りもそうです。だからようは実力です
前田:金本と緒方は
GT出場経験ありだが俺は…
金本:俺らがみっちり鍛えてやる
前田:智章の
データがあればそれなりにはなるか
金本:データはやれん!必要な事だけ聞け!
緒方:…とにかくお元気でいて下さい
金本:俺のサイトも見てくれよ!
黒木:あぁ、今度
HPの作り方教えてくれよ!
NSMのサイト作るから
金本:OK!じゃあ、メールでもくれ
黒木:それじゃあ、もう行くわ…
一同:またな〜!
黒木:さてとどこでヒッチハイクしようかな…ん!?
???:…今日も見えない…
黒木:(こんな淋しい所で何やってんだろ?)
???:…誰?
黒木:(しまった!?目があっちまった)
???:…何してるの?
黒木:いや、ヒッチハイクしようかな〜と思って場所を探してる
???:ヒッチハイクならそこの通りを右に行った所が最適…
黒木:どうもありがとうございます…貴方は?
???:星を見に来たんだけど、見えそうに無い…
黒木:?星なら普通に
宇宙に見えてる…気象予報士の本原さんも今日は星が良く見えるって…
???:…ペルセウス座流星群を見に来たの…でも
黒木:でも?
???:時期が時期だから…
黒木:はぁ〜
???:それじゃぁ…
黒木:あぁ…じゃあ(不思議な娘だったな)
黒木、通りを曲がってヒッチハイクを開始から3分後
運転手:
関東ってどこ行くんだい?
黒木:東京でも千葉でも埼玉でもどこでもOKです!?
運転手:茨城でも良いのかい?
黒木:チョット遠いけど問題ありません
運転手:聞いただけだ。俺は今から
相模原いくんだが良いかい?
黒木:(相模原…神奈川か)
運転手:ほら、乗りな
黒木:お願いします
かなりの時間移動
黒木:どうもありがとうございました
運転手:お前、変わってるな。新幹線なら4時間半くらいだぞ
黒木:学生はあまり金が無いので
運転手:で?ここから近いのか?
黒木:さぁ?
運転手:はぁ!?
そして黒木は学校に遅刻はしたものの無事、帰還することが出来た
黒木:はぁ…疲れた
小坂:おーい!寝るなー!次、お前あたるぞ
黒木:もぅ、たびぇりゃりぇにゃぃ
次回 2章エピローグA「雪の降らない街」
予告A:2章のエピローグ…次は3章か