「なぁ…武士、俺思ったんだけど」

冷静に考えれば至極当然の事だった

「ガンダムウォーやっても山百合さんのハートはGETできないだろ?」

「はぁ?当然だろ…まさか今までそれでやってたのか?」

「少しは…」

おい、当然ってお前が最初に言ったんだろ!

「…なんとなく分かるよ、特技とゆうか趣味とゆうか…何か欲しかったんだろ?」

「何でもお見通しか…」

「昔からの付き合いだからな…で、どうするのやめるのか?」

「はぁ?当然だろ…ここでやめたら今まで通りだろ?」

「確かにお前の中途半端な人生を象徴する事になるだろう」

「それにGW面白いしな…知り合いも増えたし!」

「…松田君とか清川さんとかか?」

「まぁ…その辺の人たち」

その辺って他にいたっけ?…川崎君とかもだな…店の常連だし

「そうか…」

「とりあえずお前を倒して、店で1位になって公式大会で優勝するぞ」

「…その道は厳しい茨の道だぞ?」

「やってみせるさ!」

「…その意気だ!恋もな…ニャハハ」

ニャハハ…気持ち悪いぞお前

「まかせろ恋も上手くやってやる…ゲハハ」

ゲハハってお前はオヤジか?

「その前にテストだな…」

「そうだったな…」



きーんこーんかーんこーん

そして、放課後

「ねぇ、藤沢君」

帰ろうと思った俺に声をかけてきたのは…山百合さんだった

「何?」

「あのね…もうすぐテストでしょ?だから明日の休み、図書館で勉強しない?」

「勿論良いよ」

「じゃあ10時に…図書館に集合ね」

「分かったよ」

「それじゃあ、私部活だから…」

「うん、じゃあまた明日ね」

…我が世の春が来たー!!