楽しかった京都マラソン2013

今までで一番楽しかった大会は何か?と考えた時に候補はたくさんあるんですが、2013年に参加した京都マラソンはその中でも上位にくる大会です。

ずいぶん前なんで記憶が曖昧ですが東京マラソンが成功して都市型マラソンが全国各地で誕生し始めた頃、京都マラソンも誕生したと記憶しています。

夏休みに京都に行って、観光案内所にチラシがあったので貰ってきてどうせ東京マラソン当たらないのなら京都に申し込むかーと申し込んだのが京都マラソン2013でした。確か倍率は2~3倍くらいだったと思います。

第一回大会が代理店に丸投げして凄い赤字を出したり、わりと観光シーズンではあるのに大規模なマラソン大会を開催したりであまり地元の理解が得られず東京や大阪マラソンに比べるとそれほど盛り上がっていないというような評判があった気がします。

一方で初めての都市型マラソンだったので、暇を見つけては公式サイトのコース動画を何度も何度も確認しました。こんなにコースを確認したのは後にも先にもこの大会だけですね。

宿泊場所はあまり良い所は確保できませんでしたが京都はホテルが多いのと、昨今のようにインバウンド需要なんてのもなかったので市内に普通に宿が確保できました。

記憶ベースですが、当日は朝早く京都について宇治に行って平等院鳳凰堂を観に行ったら工事中で入場料が割引だった気がします。あと、前日に野球のWBCがやっていて有名な「鳥谷がスタートしてる!」で延長で台湾に勝った日だったと思います。おかげで眠かった気がします。

前日受付した時はテンションが上がっていて出口付近でやっていた募金に躊躇なく500円玉を投入しました。返礼品(?)でプラスチックの箸を2膳もらって折れて使えなくなるまで使わせてもらいました。

その後、同じ会社のラン仲間も当選していたので合流してその方が予約してくれた先斗町の良い雰囲気の店でうどんとノンアルビールを飲みました。男二人で。

当日はあいにくの空模様でしたがスタート時はかろうじて雨は降っていなかったと思います。西京極の陸上競技場を出たらそんな天気でも沿道の両側に人がたくさんいて凄い感動をしたのを覚えています。前述の通り、そこまで人はいないというような話もあったのでそのギャップと初めてこれだけ沿道に人がいる大会に出たので、とにかく感動してめちゃくちゃ楽しくなってきました。

5kmくらいでゲストランナーの森脇健児さんに遭遇して、律義に両側のランナーとハイタッチできるようコースを横に移動していたのが印象的でした。

そこからの記憶はほとんどないんですけど、仁和字とか狐坂がきつかったとかそんなレベルで37kmくらいで街中に戻ってきて登りが終わって下りに変わって、よし最後頑張ろうと思った時にちょうど、沿道でダンスのパフォーマンスをしていた大学生達が次の曲に移った瞬間、なぜか泣けてきました(笑)
疲れてたのと、聴覚を刺激されたのがきたんでしょうね。

それでラスト500mくらいでペースをあげようとしたら何か変な音が聞こえるなーと思ったら自分の呼吸音っぽくて、多分ここで無理したらダメなやつだなと判断して普通のペースに戻した後なんで俺、わざわざ京都まで来て雨の中走ってるんだっけ?とか考えたらやはり涙が出てきてそのままゴールして市長と握手しました。そして、なぜか涙が止まらなくフィニッシュタオルでひらすら顔を拭いてました。

ウルトラマラソンのえちごくびきのでも途中のエイドで涙が止まらなくなったことがあるのですが、疲れている状態で変なツボに入るとそうなってしまうようです。こういう経験ができるのもランニングの良い所だなと思っています。

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