2019年 モンゴル国際草原マラソン その4 レース編

外国人部門でまさかの1位になり羊をGET

モンゴル国際草原マラソンで優勝

モンゴル国際草原マラソンを走る際のまとめ

モンゴル国際草原マラソンをマジで走る人がどれだけいるのか分かりませんが、2019年の場合の走る際の内容・注意を先にまとめておきます

スタートについて

3kmの部だけ単独で5km,10km,ハーフの部は一斉のスタートなります。
当然ですが目標時間別だとかそんな区分もないので適当に並ぶ事になりますが、スタート後すぐにコース幅は広くなるのでそこまで気にする必要はないと思います。

コースについて

コースは5kmの部は2.5kmでの折り返し、10kmは5kmでの折り返し、ハーフの部は10km位での折り返しとなります。

モンゴル国際草原マラソン

路面は草原マラソンとなっていますが、轍の部分は土、砂となっています。
天気が良いと乾燥しているので砂地部分はちょっと滑りやすいかもしれません。
また、標高が高く天気も変わりやすいため、私が走った時は晴天でしたが明け方は雨だったのか、一部ではぬかるんでいる個所もありました。
轍、草地ともに多少の凸凹があります。

給水・給食について

10kmの折り返し地点(=5km)とハーフの折り返し地点(=10km)で水のペットボトル500mlがあります。給食はありません。
私はハーフに参加し、5km地点で水を受け取り、ペットボトルが入るポーチに入れて走りました。また、日本から塩タブレットを持参しました。
モンゴル現地では塩タブレットやスポーツドリンクは手に入りません。

優勝タイムおよび入賞、賞品について

男子の全体の優勝タイムはたしか1時間8分位だったと思います。
モンゴルのオリンピック候補選手が出てくるので相当速いです。
以前は日本の実業団の方が挑まれていたようでしたが諦めたそうです。
入賞は確か5位までだったと思います。賞金が出るようです(日本人の女子で入賞した方が貰っていました。金額は不明ですが多分、あまり多くないと思います)
全体の優勝者(男女)には馬が貰えます。外国人の一位には羊が貰えますが当然、税関の関係等で持って帰れないので現地の遊牧民に譲ることになります。
譲る代わりに現金が貰えるという情報もありましたが、私は特に貰っていません。

モンゴル国際草原マラソン優勝賞品の馬
優勝賞品の馬

スタート後は混雑

5km,10k,ハーフの部が一斉スタートなので直後こそ混雑していますが、その後は広大な草原を走るだけなので渋滞などなく走れます。
とはいえ、最初は下り坂なので人混みの中を走るのはちょっと大変かもしれません。

レース内容

見渡す限り草原です。電柱はありますがそれ以外は本当に何もありません。

モンゴル国際草原マラソンのコース

5kmは2,5kmで折り返し、10kmは5kmで折り返しとなっています。
そのため、折り返しポイント毎に人が減っていきます。
10kmの折り返しポイントを過ぎると周囲からランナーは行くなり遥か前方に2人ほど見えるのみに。一応、轍があるので恐らくこのまま進んでいけばコースロストすることはないでしょうが、その保証もないので前方のランナーは極力見失わないように注視しました。

コースはアップダウンがありましたが、何もない草原を走っているので感覚的には登っている気はしても視覚的には判断がつかず、はたして自分が登っているのか下っているのか分からなくなります。

10km手間あたりから先頭のランナーが折り返してきました。
自分の順位を把握しようと数えつつ外国人(日本人)ぽいランナーがいないかもチェックします。12~13人くらいのランナーとすれ違いましたがぱっと見日本人ぽい人は見当たらず…とはいってもモンゴル人とそんなに見た目は変わらないので確信はありませんでしたが…

折り返し地点につくと学生ボランティアの方がいて「日本人ですか?」と聞かれたので「そうですー」と答え、(もしかして日本人1位か?)と思い、「日本人きてますか?」と走りながら聞いたら伝わらなかったのか「頑張って下さい」と返されました。
また、給水のボトルもありましたが5kmの折り返しの所で貰ってポーチにいれていたので受け取りませんでした。

折り返し後はテンションも上がってきたので、国籍・性別問わずすれ違うランナーに「ファイト!」なんて声を駆けながら走りました。
モンゴル人ランナーは照れ臭そうに反応してくれる方が多数でしたが、日本人ランナーは顔なじみになっている方もいたので、声を掛け合ったり、ハイタッチしたり、「今14位ですよ」なんで声掛けしてもらえたりしました。

途中下りなどもあり一時キロ4kmを切る位までスピードが上がりだいぶ離れていた前方のランナーに追い付きそうな位置までいきましたが、気配を感じたのか、チラチラと警戒された後スピードアップされた後はついていけずゴールまで一人旅。

一人旅とはいっても往路とは違いすれ違うランナーも多いので、一人っきりで走っている感覚は良くも悪くもそんなにありませんでした。

モンゴル国際草原マラソンゴール前
前方に見えるのがゴールとなっている会場

ゴール直前までくると3kmの部に参加していた妻が手前でカメラを構えて待っており「日本人1位じゃない?」と声をかけてくれたのでやはりそうかと思い、今回着ていた野球日本代表のユニフォームのJAPANの文字を強調しつつゴールしました。

ゴールしても特に記録等はつかないのですが、日本人一位なら何か言われるかと思いゴール地点にいるスタッフをチラチラみましたが特に何もなし。
しいて言うとその中の一人がこちらを気にしていましたが、後で何か言われるのかなとその場は後にしました。

汗をかいたので着替えを取りにバスの方に行こうかと思いましたが、表彰を始めるとのことなので、もしかしたら呼ばれるかとも思い戻ると日本人2位になった方から「日本人1位なので呼んでますよ」と声をかけられました。
どうやら私は日本人と認識されなかったようで、2位の方に1位ですよと伝えられたそうですが、違うと仰って下さったようです。

その後改めて名前やタイムを確認し、日本人1位が確定、見事羊をGETしました。
GETといってもその場で遊牧民にリリースするので特に何も手元に残りませんが…
写真を撮ったり(その場にいた日本人の方等々と一緒に撮ったり、単独で撮ってる方もいましたw)するだけでしたが、土産話としては最高の形になりました。

モンゴル国際草原マラソンの商品の羊
手足を縛られ何かを悟った羊さん…

←モンゴル国際草原マラソン その3

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